2016年12月16日
亡くなった故人に花を供える時に、気になるのがマナーです。故人にもご遺族にも失礼にならないようにしなければなりませんが、いざとなると分からない事も多く、不安になることも少なくありません。哀悼の意を示したつもりが、大変失礼になってしまったということのないようにしましょう。ついやってしまいがちなのは、訃報を受けたらすぐに供花の注文をしてしまうことです。しかし、葬儀によってはお花を受け取らないという場合もあります。
その場合は送ってしまうと大変ご迷惑となりますので、そうならないよう、まずは葬儀場に花をお供えしてよいかを問い合わせるようにしましょう。葬儀にお花を送ってよい場合は、葬儀社に直接注文するか、葬儀場から他の方が注文している花屋等を教えてもらいます。地域の風習なども、分からなければ葬儀場か葬儀社に問い合わせれば詳しく教えてくれるので、マナー違反にならないように事前に確認しておく方が良いでしょう。葬儀に参列できない場合は、どのようなお花になるのか、大体の感じを聞いておくのも良いかもしれません。
供花は大抵の場合は一基ですが、二基にすることもあります。二基は一対と呼びます。予算にもよりますが、できるだけ他の方と揃えるようにします。葬儀では自分の物だけ目立つことのないように、周りに合わせるよう心掛けます。色々と分からないことがあると、ついご遺族に直接電話してしまいたくなりますが、それはしてはいけません。ご遺族への配慮や気遣いが、何より大切です。故人に対する想いが台無しにならないように、葬儀でのマナーは気を付けましょう。