2019年07月01日
特徴的な葬儀を執り行う宗派が色々とありますが、日蓮宗でも特徴があります。南無妙法蓮華経という題目を唱えていくのが最大の特徴ですが、これは重要な修行ということを表しています。法華経全ての言葉が含まれていると考えられている南無妙法蓮華経は、功徳が全て込もっていると考えられています。
そんな日蓮宗の葬儀の流れをみていくと、最初に声明曲となっている道場偈を流してから三宝礼を行っていきます。これは仏法僧が三宝を礼拝しながら進んでいきますが、これを終えると日蓮聖人などを招く儀式となる勧請や開経偈そして読経へと進んでいきます。
故人に対して開棺を行い、焼香をしてから引導へと進みます。文章を読み上げた後で南無妙法蓮華経の題目を唱えながら参列者は焼香を行います。その後閉式となりますが、焼香と数珠の作法をあらかじめ把握しておきましょう。
特に焼香では導師が3回行ってから、信者や一般参列者へと進んでいきます。ここでは導師と異なって、焼香は1回おしいただくので注意しなければなりません。順番が来たところで祭壇へと進んでいき、遺族や参列者にそれぞれ一礼してから進んでいきます。
合掌して故人を偲び、香炉へおしいただきながら焼香を焚べていきます。数珠は左手にかけておき、両手でしっかりと挟むようにしましょう。最後に合掌して終了となりますが、遺影を向いたまま下がるようにしましょう。