2017年01月12日

供花に使われる花や相場、贈る側受け取る側のマナー

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葬儀に使われる花は3種類あります。献花、枕花、そして供花です。献花は、一人一本ずつ取って祭壇に供えたり棺に入れたりする花を指します。キリスト教ではお焼香の代わりに使われます。献花は白い花が一般的です。献花には生花が使われ、菊やカーネーションが用いられますが故人が生前好きだった花を献花に使う人もいます。枕花「まくらばな」は通夜に故人の枕元に飾られる花です。供花は「きょうか」または「くげ」と読み、斎場や祭壇に飾られる花です。その目的は故人を花で見送り、遺族の心をそっと慰め祭壇や斎場を装飾するためにあります。故人の遺族や親族、生前親しかった人から贈られることが殆どです。

また、遠方にいて式に参列できない人からお香典代わりに贈られることもあります。供花に使われる花の種類や相場、贈る側のマナー、贈られた側のお礼を解説していきます。まずは、贈る花ですが、よく選ばれる花が菊やカーネーション、百合、ラナンキュラスです。原則、この花でなくてはいけないというものはありませんが葬儀は厳かな場であることから白を基調として淡いピンクや紫色、青や黄色などシックな色合いで統一されることが殆どのようです。地域や宗教によっても違いがあります。関西地方の仏式の葬儀では樒「しきみ」という白い花が使われる習慣がありますし、キリスト教は百合を贈ります。

事前に調べておく必要があります。花の相場は7000円?20000円と言われています。一対(二基)贈る場合はその倍の金額がかかります。花を贈る場合は香典は必要ないとされていますが、会社や親族一同などグループで準備する場合は個人で香典を贈るケースが多くあります。また、花と香典と両方贈る時に注意しなくてはならないのが、花の金額に対して香典の金額が安いと失礼にあたります。さらに、遺族は香典などのお返しをしなくてはならないので、負担になるような金額は避けましょう。最後に花を贈られた側のマナーです。原則、お返しは必要ありませんができるだけ早いうちにお礼状を贈りましょう。合わせてお返しの品を贈る際は、花と香典とを合算した金額の1/2?1/3のお菓子やお茶を香典返しとして贈ります。他にもタオルやハンカチといった消耗品を香典返しに選ぶ人もいます。お礼状やお返しは郵送にする人が殆どです。

[参考情報]
葬儀のプロ今村の葬儀の準備まとめ
www.imamuranosoginojunbi.org
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